神奈川県立湘南高等学校
大学短2回生(1963.3卒)
67 千葉大学教務員
70 千葉大学助手
67 東京工業大学工学部建築学科清家清研究室に内地留学
87 拓殖大学助教授(工学部工業デザイン学科)
98 同大学教授(工学研究科、工学部)
99 博士(工学)千葉大学
01 拓殖大学工学部工業デザイン学科
学科長
08 拓殖大学名誉教授
10 現在、日本デザイン学会名誉会員、
日本展示学会会員、
日本ミュージアムマネージメント協会理事、
日本ディスプレイデザイン協会理事を経て参与、
東京モーターショー企画グループ委員
設計グループ:寺澤 勉・秋山貞輔・山岡 仁・高木 豊
第35回 東京モーターショー(乗用車・二輪車)北2ゲート 2001
(左)第36回 東京モーターショー(商用車)中央ゲート & モニュメント 2002
(右)第37回 東京モーターショー(乗用車・二輪車)北2ゲート 2003
東京モーターショー(以下、TMS)は、世界の自動車に関する最新の製品と関係情報を一般に公開する「国際展示会」である。
その歴史をたどると1954(昭和29)年に日比谷公園で第1回を開催、第5回に後楽園(1958年)に会場を移し、第6回から27回(1987年)まで東京・晴海の国際見本市会場で22回(28年間)開催された。その後、1989年に新設された「幕張メッセ」を会場に第28回から2009年の第41回まで14回(20年間)開催。戦後の展示会の中でも集客力と内容の充実において実績が認められている「展示会」のひとつである。
私(寺澤)は、第9回(1962年)当時、千葉大学に在籍の森崇先生がTMS主催者の立場で会場計画を担当しておられた関係で、その設計アシスタントとしてお手伝い(学生アルバイト)をした。それを契機に晴海会場と幕張メッセでのTMSを体験、現在(2010年)まで、ほぼ48年間、会場全体の企画とプランニングと実施設計を担当している。
その間、日本の自動車産業は著しい経済の発展とともに成長した。TMSもそれと歩調を合わせて、世界の5大モーターショーに数えられる展示会に成長した。入場者数でいえば 約2週間の会期中100万人以上があり、パリサロンと並んで「人気のある自動車ショー」である。
会場計画の主な内容は、出品面積の調整と小間割、会場全体のイメージづくり(ポスターデザインやサインの基本プラン等)やゲートのイメージづくり、会場施設とサイン等の実施デザインなどである。
ここではTMSゲートデザインの2001年以降の変遷とその他の私の作品(写真)、論文・著書(リスト)を紹介する。
(左)第38回 東京モーターショー(商用車) 中央ゲート 2004
(右)第39回 東京モーターショー(乗用車・二輪車) 北1ゲート 2005
(左)第40回 東京モーターショー(総合ショー) オブジエ 2007
(右)第41回 東京モーターショー(総合ショー) 中央ゲート 2009
(左)第40回東京モーターショー(総合ショー)
北1ゲート2007
(中)東京国際見本市ブースデザイン(DD奨励賞)第13回東京モーターショー予告1965
(右)大阪国際見本市ブースデザイン(DD奨励賞)第15回東京モーターショー予告1967
東京国際グッドリビングショー「会場デザイン」1976
寺澤勉・前田高裕・三村昌弘・今田博(共同制作)
「東京・秋葉原中央通り修景事業モールリフレシュ・計画」
デザインコンペ最優秀賞(実施設計・施工図面・官庁折衝)秋葉原電気街振興会、1986~1995
寺澤勉・山本武人・高間豊・小椋勇記夫(共同制作)
「横浜東邦病院サイン計画」&「老人保健施設“すこやか”インテリア・エクステリア色彩実施計画」
寺澤勉・宮河良昭・中西理恵(協力)
「東京国際照明デザインコンペ佳作賞」
Lighting System for Safety =山際照明造形美術振興会1975 イタリア雑誌「domus」に掲載される。
寺澤勉・宮河良昭・前田高裕・枠田進(共同制作)
(左)卒業制作=MOTEL(自動車旅行者のための
宿泊施設)1963
(右)東京国際見本市ブースデザイン
DDA奨励賞「東京モーターショ
ー予告」1964
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論文/・「東京モーターショー会場計画のソフトコントロールの要件と
構造」学位論文(千葉大学)、1999
・「日本デザイン学会」や「日本展示学会」等の学会論文など
著書/・「ディスプレイ小辞典」ダヴィッド社(共著)1981
・「展示学事典」ぎょうせい(共著)1996
・「ディスプレイの世界」六燿社(共著)1997
・「環境デザイン・ベスト・ライブ」グラフィック社(共著)2005
・「ディスプレイ」鹿島出版会(共著)2010など