東京都立竹早高等学校
大学 31回生(83.3卒)
83.4 三菱電機株式会社入社、デザイン研究所にて、AV機器のデザイン、マーケティング・コンセプトメーキングを担当。80年代から高齢化対応を研究テーマとしUDに至る。2001年より開発企画部門にて、UD推進などを担当。
趣味:旅行、海遊び
モットー:基本に忠実に
共同開発者 澤田 久美子
SAWADA Kumiko
筑波大学芸術専門学群(83.3卒)
ユニバーサルデザイン開発評価ツール UD-Checker
(左)評価シートの例
(右)結果シート(部分)
「できるだけ多くの人に使いやすいように、予め考えてデザインする」ユニバーサルデザイン(UD)開発を行うための支援ツールを開発した。このツールは、デザイナー・設計者などの開発者がユーザビリティ評価の専門スタッフとともに、自身が開発する製品やシステムをチェックし、UDのスキルを高めつつ、課題や解決のヒントを見つけ出すための支援ツールとして2004年度に構築し、開発に導入された。
はじめに、製品の特性や位置づけなどを整理し、使用環境・使う可能性のあるユーザーを見極め、目標を設定する。次に主な使い方の操作フローに沿って、課題ポイントを抽出する。そして、高齢者、視覚障がい者などのユーザー特性ごとに、各項目をチェックし得点が導かれる。チェック項目は、簡単でわかりやすい使い方、安全性と利便性の追求、識別しやすい表示表現、楽な姿勢・身体的負荷の視点からの35項目。より創造的にUD取り組むため、デザイナー自身が「感じること」や「創造的に解決すること」の支援を重視したツールを目指した。