原寛道 HARA Hiromichi

土佐高等学校

大学40回生(92.3卒)
千葉大学大学院工学研究科工業意匠学専攻(94.3修了)
博士(工学)(07.3千葉大学)

94.4 株式会社環境デザイン研究所
00.7   有限会社原デザイン設計室
01.10  千葉大学非常勤講師
02.6   東京都立科学技術高等学校市民講師
03.8   千葉大学工学部デザイン工学科工業意匠計画講座助手
06.4   千葉大学工学研究科デザイン科学専攻助教
11.10 千葉大学工学研究科デザイン科学専攻准教授

■主な学術論文


1.都市観光を手がかりとしたまちづくりにおける歩行者空間への要望と評価──台湾・高雄市を例として:李俐慧, 佐藤公信, 原寛道, 清水忠男, デザイン学研究(2007)
2.子どもの集団遊びと環境構成のあり方──保育現場における自由遊びを例として:保育学研究(2006)

■主な研究

(1)散策型観光促進の歩行者用サインシステムデザインの開発
従来のサイン計画は歩行者が主体的に散策を楽しむものは少なく、目的に効率的に誘導することが主眼であった。このプロジェクトは、地域に点在する魅力を主体的に楽しむための、遊歩道におけるサイン計画である。この提案に関して、アンケート調査、利用者に対するヒアリング調査、観光客を想定した被験者の利用追跡調査によって、有効性が確認された。(写真右上)
(2)ユニット式ジャングルジム「スペースキューブ」の開発
近年、遊具の事故が大きく報道されることで、遊具の在り方について見直そうという気運が高まりつつある。今回開発した遊具は、現代の子どものニーズに合わないジャングルジムの新しい形を、遊びの安全性の確保と魅力の創出という2つの側面から提案したものである。極小曲面を応用した鞍型のFRP ユニットによってジャングルジムを構成することを考案し、このことにより、遊びの安全性の確保をしつつ、多様な空間性による魅力の創出を可能にすることを実現した。(写真右下)
(3)精神的ストレスを緩和する環境設定「ナチュラルスヌーズレン」のデザイン開発(写真下)

 



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